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卒業生の声(K.I.)

神田外語大学
在バルバドス日本国大使館 在外公館派遣員

僭越ながら、卒業生の一人として、みなさんの参考になればと思い寄稿させていただきます。ニューヨーク日本人学校への入学を検討している方に読んでもらえたら嬉しいです。

私は、小学5年生が終わる頃に、親の転勤でアメリカのニューヨークに引っ越しました。シンガポールで生まれたこともあり、海外に住んだことは初めてではありませんでしたが物心がついてからは最初の海外生活でした。現地の学校にいきなり入学するのは、厳しいだろうということで入学したのがきっかけです。今思えばニューヨーク日本人学校で過ごした期間は私の人生にとってかけがえのないものだったと強く感じています。

ニューヨーク日本人学校で学んだなかで、教育の質と人との出会いが非常に良かったと個人的に感じています。

教育の質に関して言えばたくさんあるのですが、主に日本語と英語を通して日米両方の文化が学べる、日本国内の学校とは少し違った教育が受けられる点です。日本から志願して来られた先生の魅力的な授業、現地採用のアメリカ人の英語科・ART科の先生の英語で行われる授業を受けられるのはもちろんのこと、それに限らず米国社会という授業もあり米国の歴史を一から学習することができます。学内の授業での学習にとどまらず、ボストン修学旅行において現地に行くことにより学習した内容をさらに理解を深められる機会があります。当時のことを振り返ると、非常に積極的な同級生が多かったことを覚えています。どんな行事にもアクティブに参加しており、年齢の割に皆大人びていてしっかりしていました。

日本人学校では様々な活動や学校生活を通して、初等部、中等部など他学年の生徒と交流する機会が非常に多いです。少人数のニューヨーク日本人学校だからこそできる交流であると思います。こういった環境があるからこそ、上級生の姿を見て、自分から行動し自分の可能性を広げ、自分の未来を切り拓いていくことができると思っています。