7年生と8年生21名が修学旅行として8月27日(火)から8月30日(金)まで3泊4日の日程でワシントンD.C.,フィラデルフィア,ランカスター,ボルチモアを訪れました。今年の修学旅行の目的は,集団生活の中で自己の行動に責任を持ち,仲間と協力する過程で自分で判断する態度を育てることと,アメリカの政治の中心を訪れ,アメリカの歴史・文化に身近に触れる体験を通して,アメリカ社会を理解し,国際的な視野を広げることでした。
1日目は,フィラデルフィアでリバティベルの見学とインディペンデンスホールのガイドツアーに参加しました。その後ランカスターにあるアーミッシュヴィレッジを訪れ,1700年代初頭にヨーロッパで迫害を受け,アメリカに渡ってきた人々が今でも300年前とほぼ変わらない生活をしている様子を見ることができました。
2日目は,国立アメリカ歴史博物館を訪れ,1812年に行われた米英戦争で,イギリス軍撃退後にも燃えずに残っていた実際の星条旗を見ることができました。さらに,今年もホワイトハウスの見学をすることができました。8年生は2回目の訪問の生徒も多かったですが,ワシントンD.C.を象徴する建造物の一つであるため,何度訪れても素晴らしい経験となりました。その後,7年生はアメリカ自然史博物館,8年生はグループ別学習で事前に見学ルートを計画し,ワシントンD.C.内の博物館を自主行動で見学を行いました。
3日目は,午前中に最高裁判所に赴き,アメリカ司法の最高の場であるという厳格な雰囲気や,真っ白なギリシャ風建築の荘厳さに圧倒されました。その後は国立航空宇宙博物館の本館を訪れ,昼食をはさんで7年生は国会議事堂,8年生は再びグループ別学習で自主行動を行いました。7年生は2日間でアメリカ行政、司法、立法の三権の場を学ぶことができ,とても有意義な時間となりました。
4日目は,ボルチモアのフォート・マクヘンリー国立公園に訪れました。ここは1812年に起きた米英戦争時に重要な防衛基地としての役割を果たしました。そして2日目に実際に見ることができた星条旗が,イギリス軍の激しい砲撃に耐え抜いた旗で,この場所がアメリカ国歌誕生の地となりました。アメリカにおける重要な歴史を学ぶことができました。
修学旅行実行委員を中心に,生徒一人一人が自主自律の行動を心掛け,充実した4日間を過ごすことができました。10月12日(土)に行われるスクールフェスティバルでは,修学旅行で学んだことを生かし,劇を発表する予定です。