夢をかなえる地球人になろう」

【日時】11月10日
【場所】本校講堂
【本文】

世界のNISHIMOTOがやって来た――。11月10日、気鋭の女性指揮者、西本智実さんを招いて講演会とワークショップを行いました。指揮者という仕事の魅力や夢を実現するための秘訣など、世界の第一線で活躍する音楽家の言葉に、子どもたちは目を輝かせながら聞き入りました。

最初のプログラムは、中等部の生徒との講演会。グリーンタイムから3校時終了まで、貴重なお話を伺いました。まず、生徒が指揮者の仕事について質問すると、「偉大な作曲家たちが楽譜に託した思いを読み取ること。」と説明。映画「ダヴィンチ・コード」を例に出して語りました。指揮者になるきっかけについて問うと、「中学生の頃に、京都で新緑の紅葉を見ていた時のこと。一枚一枚、色や形が違う。その美しさに感動し、そういうことを伝えられる音楽家になりたいと思いました。」というコメントを聞きました。さらに、『企業秘密』と前置きしてから、「楽曲を頭の中で指揮すると、先に進めない場所が出てくる。そうやって課題点を見つけていきます。」とイメージ・トレーニングの大切さも教えていただきました。高校受験を控えた9年生が、西本さんの言葉に深く頷く姿が印象的でした。その後は、先月の学習発表会で取り組んだ合唱『ふるさと』を、中等部50名で披露。指揮者を務めた生徒に、ポイントを直接指導してもらいました。

4校時は5、6年生を対象に、合唱の指揮のワークショップを開催しました。こちらも、先週の学習発表会で取り組んだ合唱曲を披露。5年生は『今日から明日へ』、6年生は『Don’t Stop Believin’』を全力で歌いました。その後は、呼吸の合わせ方や曲を膨らませて切る方法などを教えてもらいました。自分たちの合唱が改善される度に、子どもたちの間から感嘆の声が上がりました。

そして、午後はオレンジタイムから5時間目にかけて、初等部の児童の前で講演を行いました。「指揮のタイミングはジャンケンと同じ。相手と息を合わせることが大切です。」と、実際に140人の児童とジャンケンをして指揮の秘訣を伝えてくれました。さらに、「諦めてしまいそうな時にはどうしたらいいですか。」という質問には、「しんどい時には、あと3秒だけ頑張ること。」とアドバイス。「飛行機が雨雲の中で揺れていても,高い目標を持ってスピードを上げられたら,いつかは、雲の上に出られる。みなさんも、青空の下へ突き抜けていこう。」と激励の言葉を頂きました。

この日、西本さんの最後のメッセージは、「夢をイメージできれば、実現のために必要なことが分る。これからの時代、地球人の一人として、世界の中で夢をかなえてほしい。」というもの。夢をかなえる地球人になろう。世界的指揮者との出会いを通し、一人ひとりが夢と未来を見つめなおす、実り多き講演会となりました。