初等部第42回・中等部第40回卒業証書授与式

3月3日。NY日本人学校初等部第42回・中等部第40回卒業証書授与式が厳かに行われ、6年生10名と9年生26名の門出を多数の保護者と来賓の方々が祝福してくださいました。

卒業証書授与では、呼名された卒業生は力強い返事をして、舞台中央まで進みました。その後、藤永校長から卒業証書が手渡されると、会場から大きな拍手が送られました。

来賓からの祝辞では、在ニューヨーク日本国総領事館総領事・大使の高橋礼一郎氏から「人間の脳は新しい経験をしたり、新しい友達と会ったり、新しい知識を吸収したりするときには、1日の時間は長く感じます。すでに経験したことを繰り返すと1日は短く感じます。みなさんの1日は、毎日が新しい経験や知識の吸収に満ちています。1日1日がみなさんの人生を形作る大切な糧となっているのです。みなさんは、中学校や高等学校へ進みますが、これからまた、1日1日を大切にしてたくさんの友達を作り、知識を吸収して立派な社会人となってください。」という言葉を賜りました。

続いて、式辞の中で藤永校長は、これまでの学校行事を振り返りながら、活躍してきた卒業生を褒め称えました。また「人生は選択とその結果を受け入れることの繰り返しであり、自分の将来の仕事や生き方を決める『選択』をするために自分を見つめ、周りに流されることなく一生懸命考え続けてほしい。」と卒業生を激励しました。そして「自分の考えをしっかり発信することの大切さ」を伝えるとともに、「自分で道を切り開き、世界で活躍する人になってほしい。」と、卒業生に最後の言葉を贈りました。

次に5年生と8年生の代表児童生徒が送辞を述べました。5年生児童からは、運動会で6年生と一緒に作り上げたソーラン節の思い出が語られました。8年生生徒からは、9年生が学習発表会で行ったディベートで感じたチームとしてのまとまりについて語られました。また、どちらの送辞にも卒業生の後を受け継ぎ、自分たちがGJSをけん引していくという決意が込められていました。

6年生による「門出の言葉」では、10名全員が初等部での生活を振り返りながら、楽しかった思い出や感謝の気持ちを呼びかけにして伝え、合唱曲「旅立ちの日に」を熱唱しました。次に9年生を代表して、前生徒会長が「卒業に当たって、自分を受け入れて理解してくれた両親、毎日一緒に笑い合い励まし合った仲間、時に厳しくも温かく教え導いた先生方への感謝の気持ちでいっぱいです。そのような支えがあったからこそ今日の私たちがあります。進んでいく方向は一人一人違うけれど、仲間達と過ごしたGJSでの三年間を心の支えにして頑張っていきます。在校生は、アメリカで学ぶことはすべてが財産であり、楽しもうと意識した学校生活を過ごしていけば、必ず楽しくて充実したものになります。毎日を今まで以上に実りあるものにしていってほしい。」と力強く答辞を述べました。その後、9年生全員で合唱曲「絆」を歌いました。卒業式終了後、9年生全員がお別れの言葉を述べました。大切な仲間や先生、そして育ててくれた保護者への感謝の気持ちが強く伝わってきました。

顔を上げて堂々と式場を退場する卒業生の姿は、とても頼もしいものでした。何事にも全力で挑み、成し遂げてきた卒業生らしさが存分に表れた感動的な式となりました。