国際交流ディレクター井上恵嗣氏講演会

【日時】2011年6月29日

【場所】本校講堂

【内容】

星空の素晴らしさを伝えに来ました――。夏休み前の6月29日、国際交流ディレクターの井上恵嗣氏を招いて講演会を行いました。「選ぶということ、続けるということ」と題し、趣味の天体観測の話からアメリカで出会った人々の話までを、パワーポイントで作成した映像を見せながら熱く語っていただきました。

講演の最初は『天体写真のスライドショー』。井上ディレクター自身が撮影した星団や星雲、星座の写真がスクリーンに映し出されました。天の川、プレアデス星団、馬頭星雲、オリオン座の大星雲…。アマチュア天体カメラマンとして活躍するディレクターが撮影した美しい写真の数々に、子どもたちは驚きの声をあげました。その中には,天文雑誌に大きく取り上げられた写真も数多くありました。

さらに、映された天体の説明や撮影時の興味深いエピソードを紹介してくれました。1年生から6年生までの児童は歓声や笑い声をあげながら聞き入りました。その後は、ディレクターがアメリカのスペースシャトル計画について簡単に解説。7月8日、自ら撮影したという『アトランティスの最後の打ち上げ』の動画が映し出されると、子どもたちはスクリーンを食い入るように見つめました。

講演の終盤では、自らの生い立ちやアメリカ生活での様々な出会いについて話してくれました。

「子どもの頃は野球少年。身長が周りより飛び抜けて大きかったので,ピッチャーとして期待されて頑張りました。でも,野球選手になるという夢はかなわず,高校時代は『優柔不断の会』というのを結成していました。なかなか,自分の進むべき道を決められなかったからです。」

さらに,自分の将来が決められなかった経験について,ディレクターは子どもたちに語りかけました。

「選ぶということは,他の可能性を捨てるということです。だから,勇気を持って選ばないといけない。そして,選んだら,続けること。私は数学が苦手で天文学者にはなれませんでした。でも、趣味として続けたことで人生が豊かになりました。」

そう話すと,アマチュアカメラマンとして活動する中で生まれた、素敵な出会いを紹介しました。特注の望遠鏡を作ってくれた日本人の職人、宇宙飛行士の土井隆雄さんや向井千秋さん、国境を越えた写真家の仲間たち、そして、マラソンの有森裕子選手や大リーガーの松井秀喜選手…。「みなさんも、自分で打ち込める何かを選んでください。それは時として他の可能性を捨てることにもなりますが、続けることで、様々なものが結びついていきます。そうやって、理想の自分を作っていってください。」と,最後に伝えました。

継続は力なり。素晴らしい写真の数々とともに、井上ディレクターのメッセージは子どもたちの心に深く刻まれました。大変、有意義な講演会でした。

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